Chapter4 絶望
The Fourth Chapter Despair -絶望-
エイミーとハリーの救出にコロシアムへと進むジェームズとゲーリー。だが、その行く手に立ちふさがる敵の攻撃は相変わらずゆるむことがない。
この面では、以前登場したナイフゾンビに良く似た「ライアン」が登場し、ナイフを2本同時に投げつけてくる。
ここで恐ろしいのは、ライアンがナイフを投げるまでに中途半端に攻撃をした場合、ヤツの投げたナイフが突然こちらに突き刺さってダメージを受けるというバグが存在することである。これを避けるには、ヤツがナイフを投げる前に倒すか、投げられたナイフを確実に撃ち落としてから攻撃するかの2通りしかない。ここでは、俺は後者の戦法をとっている。
話がそれるが、ここに限らずこのゲームは未調整ぶりが目立つ。いくから存在する処理落ちはまだいいとしても、3面の遠くのゾンビを撃つシーンで画面がチラついたり、1面のボス戦で画面左の看板を撃ち続けると命中率がオーバーフローして異常な点計算が発生したりするのはいただけない。さらには、狙ってゲームを停止させることができるといった悪質なものもあるらしい。
メーカーには、どうしようもない場合は多少出荷を遅らせてでも、こういったミスは避けてもらいたいというのが、プレイヤーとしての俺の要望である。
さて、ライアンを片付けると、今度は「カゲオ」に捕まった男性が救いを求めている。ここで間違って男性を撃ってしまったりする光景を目にするが、じつはここは超楽勝、ヤツのはみだした足を1発撃てばそれだけでヤツは死に、男性は助かるという算段だ。
このとき、背後の牢屋にある箱にはキノコが入っているが、他のアイテムと同じ感覚で撃ってはいけない。なぜならこれを撃つと、得点が300点マイナスされてしまうからだ(くわしくは「にしきた」のスコアアタック記で詳述) 得点を気にしない人はまったく無視していいが、ハイスコアを狙う人は留意すべきところである。
先へ進むと、ダストシュートらしき場所にカゲオに足を掴まれた人が助けを求めている。カゲオを撃って助けるべきだが、ここは要注意。カゲオと人の距離が近いので非常に誤射しやすいのだ。だが、面クリア後にライフをもらうには、この人を必ず助けなければいけないので(他のルートでは市民の登場数が条件を満たさない)、慎重かつ迅速にカゲオを撃ち(1発当てればよい)、是非この人を救出してもらいたい。
その後、パイプ管の上をトカゲのゾンビ「キース」が2匹迫ってくるが、出来れば後ろのキースはこちらに来ないうちに倒してしまいたい。さもないと、こちらに来てぶらさがり攻撃を仕掛けてきたときに、後ろのヤツは素早く床へ降りて攻撃してくることがあるからだ。これは、前にきたヤツがぶらさがり攻撃した直後、視点が変わると同時の攻撃なので、反撃の間が全くないのである(つまり回避できず1ダメージ)。これは避けねばならないので、俺はここでは後ろのキースはぶらさがる前に仕留めるようにしている。
さて、薄暗い地下道を抜けると、身の丈ほどもある巨大な剣を持ったゾンビ「グレゴリー」がこちらに向かってくる一方で、その背後では作業員がカゲオに襲われている。カゲオは1発当てれば死ぬので作業員の救出は容易だが、問題は向かってくるグレゴリーだ。大きな剣で身を隠しながら迫ってくるため、頭への攻撃が通用しない。そこで2つの対処法が考えられる。
1つはヤツの腕を撃つ。剣を持つ腕はこちらから見えているので、素早く腕を撃ち落として剣を落とさせるのだ。するとヤツが振りかぶって剣で斬りつける仕種をしてもダメージは食らわないので、その間に料理できる。
2つめは、それでも頭を撃つ。ヤツは剣で斬りつけるため大きく腕を振りかぶるが、その時に一瞬頭を露出させる。この時に頭へ連射を仕掛けて倒してしまうのだ。危険な戦法だが、慣れると意外と成功しやすい。
ちなみに、俺は最初は1と胴体撃ちを併用していたが、現在は2を使っている。頭を撃つので、当然この方がスコアが高いからだ。この戦法は上級者にのみ勧められるので、初心者は1を利用して攻撃をかわし、比較的スキの多い胴体へ攻撃して早めにコイツを始末しよう。
さて、どうやらゴールドマンの指定したコロシアムにたどりついたようだが、そこには巨大なスクリーンが設置してあり、そこに突然彼の姿が!
映像のゴールドマンは言う、「君らが私の邪魔をするのは構わないが、いずれどちらが正しいのか分かるだろう」と。これで今回の事件が彼の仕業であることがハッキリしたが、彼は自分が正しいと考えているのか?
彼は続ける。「プレゼントをあげよう。左を見たまえ」彼の言葉に同調するように左を見ると、突如地面から巨大なオリが競りあがってきた。中には馬鹿でかいチェーンソーを持った巨大な生物と、その足元にうずくまるエイミーとハリーの姿が!
最後にゴールドマンが「それではAMS諸君、また会える事を楽しみに・・・」という言葉を最後に彼の通信は終わり、代わって地面から今度は塀が競りあがってきた! ゴールドマンめ、わざわざ決闘の舞台を用意したのか。何という余裕・・・などと思っていると、オリの扉が開き、ボス「STRENGTH」が迫ってきた!
「STRENGTH」の弱点は頭である。それは、戦闘前のG's Fileで分かる。だが、当たらない。
巨大なチェーソーが盾となり、こちらの銃弾をはじいてしまうのである。かと思うと、振り下ろされたチェーンソーにダメージ。ここが中盤一の難所である。ハッキリ言ってここは何回も死ぬことで微妙なコツを体得していくのが一番の対処法だ(^^;)
とにかく、「STRENGTH」が走って迫ってくるときはチェーンソーの動く隙を狙って頭を撃ち、ヤツの攻撃時にはガラあきになった頭を、胴体に隠れてやや見えにくいが確実に射撃、そして斧を投げてきたときは攻撃をやめて撃ち落とし、塀に登って降りながら切り付けてきた時はそのラインにそって弾幕を撃ち下ろすということしか言えない。俺もここでは何回も死んだ。5つのライフを全てここで失ったこともある。ここは「慣れ」が最大の武器になる。修練あるのみだ。
苦闘の末「STRENGTH」を倒した2人は、エイミーとハリーの様子を伺う。エイミーは無事だが、どうやらハリーは深手を負っており、これ以上の任務遂行は無理なようである。
だが、そのハリーがジェームズに鍵を投げ渡す。そして彼は、この先の広場に車を停めてあるので、それでゴールドマンのいるA0063ポイントへ向かえ、と告げた。事前に下準備をしてくれていたのだ。
ハリーをエイミーに任せ、ジェームズとゲーリーはいよいよゴールドマンとの直接対決に臨む。